ライフ・フロム・ゼロ





「二人、キス、してた
 コンビニの、駐車場で」







自分の声じゃないみたいだと思った。


あまりに弱々しくて、情けない声。


私は、すっかり冷えてしまった
コーヒーのカップを見下ろして
いることしかできなかった。