2人とも、ものすごいノリ気だ。




そして一斉に

目を輝かしてあたしを見てくる。



まぁ……いっか。




「うん。サボろっか!」




にこっと答えるあたし。



どーせ、いつも授業受けないで

デザイン書いてるし。



「なァ、拓海もサボろー」

「…おう」



まさかのまさか。


さっき来たクールな王子様も

あっさりOKのお返事。




この会話を聞いていた、

クラスの女子達が

今にも怒りだしそうな表情に。



男子達も愕然とした表情をしている。






「よし、行こう」

「おー!!」