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「あ、もう家近くだから…」

「家まで送るよ?」

「ううん、大丈夫」

「ん、わかった。じゃあ明日な」




にこりと微笑むと、

ひらひらと手を振って歩いて行く大崎。




……やっぱりなんか大人っぽい。



なんだろ…クールって言うのかな。

かっこいいし、大人?

うーん、イメージカラー青!




それであたしは納得した。




軽く鼻歌を歌いながら自宅に到着。



「ただいまー」

「ひなたぁぁぁ、どこサボってたんだよ!
 こんな暗くなるまで!」

「ご、ごめん!」

「拓海もさぁ、午後の授業は
 荷物取りに戻ってきたかと思えば
 どっか行って帰ってこねーし」

「…その大崎と一緒にいた…ハハ」

「はぁ!?」