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「…き」



…ん…



「…ずつき」



……誰?

誰かがあたしの肩を叩いてる。


ったく…もうちょっと寝かせてよぉ…




「おい、涼月!」

「…あ!」




ガバァっとおもっきり体を起こした。


大崎くんが

あたしを起こしていたからだ。




「…全然起きねェ」

「ごめん…つい」




へへっと答えるあたしに

大崎は苦笑いを向けた。




しかし、どれ位たったんだろうか…



夕陽は次第に、

赤から紫に変わろうとしていた。