ピトリとあたしのお尻にくっついた大きな手。


それは、初めは離れたり

くっついたりを繰り返していたが、

やがて探るのをやめたかのように

なんとも大胆に、あたしのお尻を

むにゅっと揉んだ。



その瞬間に、ゾオオオオッッ!と

寒気が体中を駆け巡る。



き、ききき気持ち悪い!


ちょ…何撫でてんの!? 




チラリ…と視線を少し落とすと

スーツが目に入る。



スー………

サラリーマンですか!?



なにやってんの!?

おっさん、出世遠のくよ!?



いやいや、そんなことを

言いたいんじゃなくてー!




「…良いお尻してるね」



耳元で呟かれた言葉……




き、ぎゃああああ!!!


気持ち悪いいいいい!!




うう…っ

早くその手どけろーっっ!!