どどどどどうしよう…!!


大崎の事、

どうしようどうしよう!



今あったらきまず…




「あ、拓海おはよーっ!」



ドキーン!とした。



「…うん。しょーた、はよ…」

「きゃああっ大崎君っ」



周りの女子が騒ぐ。



振り返ると大崎がいて、

目があった。



や…やばい!気まずすぎる!!




あわあわと慌てていると、

ゆっくり大崎の口が開いた。



「……涼月、おはよ」

「へ?…あ…ぉ…はよ」

「うん」



微笑を浮かべる大崎に、

痛くないデコピンをされた。




女子の目線がひどく冷たかったけど、

大崎の優しさでなんとも思わない。




…な、なんかもどかしい気持ち