ガラッ―…




「ひなた!?」



教室に入ると、

驚いた顔のゆみがいた



「あ…おはよう。ゆみ」

「おはよ…え、てか久々!」

「久々だねー」



クラスメイトのみなさんも

まじまじとあたしを見ていた。




「なんで休んでたのよー!」

「ち、ちょっと用事あって休んでたの」

「そうなんだ…風邪とかじゃないよね?」

「あ、うん」

「はぁぁ…心配したんだから」

「ゆ…ゆみ…ありがとー!」




抱きつくあたしとゆみ。


そんなあたしたちを

白々しい目で見る翔太。


それを見てひそひそと騒ぐ周りの人。