高校生社長







厨房へと向かったマスターを見送ってから

大崎とウーロン茶を飲みながら話す。




「大崎、今日はありがとね」

「こっちこそサンキュな。楽しかったよ」

「うん、またいこーね」

「ん」



にっこり笑って大崎を見つめると、

優しい笑みが返ってきた。



「なーにかっこつけてんの。拓海」

「うっさいわ!調子狂う!!」




そこへマスターが。


マスターと話していると

大崎はまるで子供。


めちゃくちゃ可愛い。




「…なんかマスターと居る時、感じ変わるね」

「え?」

「だって、学校じゃクールじゃん。
 クール代表じゃん」

「なんだよ、クール代表って」

「あー、それはね、
 拓海がかっこつけだからだよ。」

「マスター、そーゆーこと言わない!」

「あーごめんネ。
 好きな子の…「ゲホゲホゲホ!」」