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「あっ、翔太おはよ」
「ん、はよ…って！どーしたよその格好」
「へっ？！」
驚いた顔をしている翔太を見て、
自分の姿を確認する。
白色のシフォンワンピースに、
クリーム色の毛皮のコート、
薄ピンク色の革でできた小さなバック、
グレーのニーハイ…。
う、うん…大丈夫だ。
別に驚かれるような服ではない。
「なっ…なんか、変？」
「…いや、いつもと感じ違うから」
「へ？」
いつもと感じが違う？
まぁ…いつもスーツとか
大人っぽく見せる為に
ダーク系の色の服をよく着てるけど……
スカートはよく着るぞ？
「んまぁ、いんじゃね？変じゃないし」
「あ、ならいーや」
時間がなくて
赤いヒールを履いて家を出た。
「…なんかいつもより甘め。すっごい」
一人、ボソッと呟く翔太。
