夢を見た。
とても幸せな。
すごくすごく
幸せな。
「ん‥‥」
あれ、私‥寝てたの??
なんか温かい。
逆の方に寝返りをうつと、琉風も一緒に眠ってる!!
顔も近いッッ!
私、私‥‥なにもしてないよねぇ!?
「夏、月‥‥?」
なにその声!
セクシーすぎ!!
「る、るる、琉風クン」
まだ開ききってない瞳の琉風‥‥可愛すぎる。
「いま何時‥‥」
「えっとー‥」
鞄の中に入ってる携帯を見ようとベッドを降りようとする、と
パッと腕を掴まれる。
「どこ行くの‥?」
「えっと‥携帯の時計見ようと思って‥‥」
「あぁ‥そんなんいいよ。もうちょいここに居ろ」
琉風!?
琉風なの!???
びっくりしたー‥。
まさか琉風がそんなコト‥‥‥。
けど、
これはこれでいいッッ!
「仕方ないなぁ‥‥」
とか言いつつ
本当は嬉しいんだけどね。
また布団を被り、琉風の胸に顔を埋める。