カーテンを閉めて、保健室を出ようとした時だった。 「‥‥だれ」 「っっ‥‥!!!!」 あ――‥‥ ヤバい‥! どうしよ‥ 低くて寝起きなのかハスキーな声。 その声はブラックオーラ全開‥。 いや、私‥悪いコトしてないのに!! ヤバいよ! 後ろから近付く足音 もう振り向くコトすらできない。 ここから逃げなきゃ‥ 足音は私に迫る一方で、私は動けないまま。