もう恋なんてしたくなかったのに！！

｢ありがとう。｣

私はその男にいちようお礼をした。

｢あっ、うん！本当に大丈夫（笑）？｣

ニコニコ笑う彼の顔は暖かい太陽みたいだった。

｢大丈夫！ 名前は？｣

｢あっ俺？俺は高津･康輝(たかつ･こうき)よろしく！えっとー君は？｣

｢康輝？私は冬乃･遥よろしくね！｣


こういうタイプの人間は嫌いじゃない、いつも男子はニヤニヤしながら近づいてきて正直言うと汚らしいとしか思わない。

康輝は違った。
暖かい笑顔で明るく話しかけてくれた。