次の日、私は麻帆と一緒に
初音の家へと向かった。


初音の家のまわりは
田畑と山ばかりで、
すごく自然が多いところ。


高校時代はみんなで
よく初音の家に泊まりに行っては
お母さんの手料理を
食べさせてもらったなぁ~・・・

そして、使わなくなった納屋の中に
それぞれに楽器を持ち込んで
朝まで弾いてたっけ・・・


そこは私たちKANZASHIの
原点と言ってもいい所だ。



私と麻帆は電車を降り、
田舎道を歩く・・・



「懐かしい匂い・・・」


「そうやねぇ・・・
なんかあの頃に戻ったみたい・・・」


私と麻帆は懐かしい匂いと
澄んだ空気に浸っていた。