その日の夜、私は雅宏に電話をし、
いつもの公園で逢う約束をした。


私は一度家に帰り、着替えてから
待ち合わせの公園へと向かう。

雅宏と逢うはうれしいはずやのに、
今日は足取りが重い・・・


KANZASHI復活のこと、
ちゃんと雅宏に言わんと・・・

雅宏怒るかな?
あんだけ嫌や、復活はせーへんって
言ってたからなぁ・・・


約束の時間に行くと、
雅宏はすでに待っていた。



「ごめん!! 待った?」


「いや、さっき着いたとこ。」


なんかいつも待たせてばっかやな・・・



「で、どうしたん?」


「えっ!?」


「いや、話があるんやろ?」


「ああ、うん・・・」


ちゃんと言わんと・・・