「私な、頼れんかったんじゃない、
頼らんかったんや・・・
結衣が・・・みんなが・・・
どうゆう奴か知ってたから・・・
だから体のことは言えんかった・・・」


「どうゆうこと・・・?」


「私がKANZASHIを辞める理由が
体弱いことやと知ったら・・・
みんなは一緒にやめてしまう。
私を気遣って・・・ ううん、
友達やから、仲間やから、
みんなはきっと私といることを
選んでくれる。
バンドよりも私を選んでくれる。
それがわかってたから言えんかった・・・」


「絵里奈・・・」


「KANZASHIを辞めてほしくなかってん・・・
私なんかのことで辞めてほしくなかってん・・・
KANZASHIは私が初めて持てた夢やから、
みんなと見た大切な夢やから・・・
絶対に辞めてほしくなかってん・・・」


「絵里奈・・・」


「絵里奈・・・」


初音、栞の目にも涙が浮かぶ。