宇宙side
 
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 AM 4:00
                                    「私、部活くらいは行っておかなきゃ… 部長の立場なくなるよぉ」

 そう 私、これでも美術部部長です。

「そんなに俺のこと、嫌い?」

 嫌いなんて言うわけないじゃん。

 仕方ないから由宇の座っている階段の端っこに腰掛けた。

 
 そうしたら…突然

「きゃ、なっなにするの。由宇、やめてよっ!」

 何を言っても聞かない様子で、重たい私を軽々と持ち上げ、

 由宇のひざにのせた。

 そして私が気を失いそうな程、キスをして、

 その後強く抱きしめられた。

 まるで私に、

「どこにもいかないで」

 と言っているかのようで。

 強く抱きしめられたにもかかわらず、

 嫌な気がしなかったのはそれだけ私が由宇の事を好きという事かもしれない。

 それだけでは無い。

 最初は逃げようとしていたが

「由宇の隣にずっといたい。離れたく無い」

 そう心から思った。

 ずっと一緒にいられたらいいなぁ。