「で、後何が終わっていないのですか?」



「ぜ、ぜんぶ……です。」



「全部ですか?でわ失礼ながら数学も?」



「終わってない…」



失礼ながらってまじで失礼だわ



確かに私は数学は大の苦手だけど…



「はぁ――――」



そ、そんなあからさまに



ため息つかなくても



そして結城は時計をパカッと開けて



「今は、午後3時40分ですから



今からお食事まで………」



結城は何かブツブツつぶやき



私の目を見てため息混じりにこう言った



「お嬢様今日は寝られませんよ」



「え――――っ」



「えーってお嬢様が悪いのですよ。」



そして夜、私は



やっと宿題の半分ぐらいおわったが



結城ちょースパルタだし



「うーわかんなーい」



「なんでコレくらいも



わからないのですか?



さっきもやったじゃないですか」



ねー今聞いたー



なんでコレくらいもわからないのですか?だって



いくらなんでも失礼すぎじゃない



「何を膨れているんですか



そんなんじゃ終わりませんよ。



いいですか…よく聞いてくださいね」