「るなーやまとー元気だった?」



「久しぶり。今日から高校生だね」



「うんっ」



「なーそういや海里は?」



「あっまだみたい…」



「まーたあのバ海里遅刻?まったく」



「はぁもぅ私、昨日の夜、
明日は遅刻しちゃだめだよって
メールしたのに…」



「きゃー何あいつこんな良い彼女もってぇ」



そう言って月は私の肩をバシバシ叩いた



「本当に海里がうらやましいや」



でも、その日、結局海里は来なくて



新学期になっても全然来なくて



3人でメールもしてるけど



誰のケータイにも



返信は来なくて



それで、1ヶ月、2ヶ月と月日は経つばかり…



それからも、海里からは一向に連絡はなくて



私と海里は別れたような形になってるし…



月や大和も



もう忘れたらと言って励ましてくれるけど



やっぱり私は…