そして今日は特に何もなくて



もぅ放課後



「栞ー私何もって行けばいいの?」



「お家の人いたらどうしよう?」



「友達ですって言うの?」



「やっぱついて来てよー」



「わかったからいっきにしゃべらないでよ」



どうやったら一気にしゃべれるんだろう?



「ごめん…でも…私…どうしよう…」



「大丈夫だよ。自身もってっ!
お見舞いは…大和の好きなスウィーツとか?」



「大和の好きなスウィーツか…シュークリームよね」



「へーそうなんだ」



全然知らなかった…



「そーいや栞には好きな人とかいないの?」



「んー?」



私の頭に浮かぶのは



ある2人の人物…



「まさかまだ海里とか言わないよね?」



「えっうーん…」



そう1人は大石海里



海里とは大和と同じで中学の時から



仲良しだった



そして中2の冬から私たちは



付き合っている…



でも…



高1の入学式の日…