[八城くん、頼むから静かにしてて。] [えー、なんでや?] [授業‥‥に集中したいから。] あたしがその言葉を言った途端 教室中の視線がコチラへ集まる。 そりゃまぁ、今まで授業なんて 真面目に聞いたことのない あたしがそんな発言したんだから びっくりするかもしれないけど‥‥。 先生の授業は聞きたいの。 [へぇー‥‥ふーん。 美胡ちゃんってさ‥、ま、いいか また今度聞けばいいだけやし] 1人で喋る八城くん。