金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[つーか、何の用?]



声からでも先生がイライラ
してるのがよく分かる。



[別に用なんてないけど
寄りたくなっただけ]



少しだけ女の声のなかに
混じっているのは切なさ。



[もう旦那いるんだから、帰ら
ねーとダメだろ?]



[わ、たしっ‥‥。
ごめん何でもないわ。ごめんね
突然来て]



あ‥‥。

なんだろう、この罪悪感。