[や、やっぱり入る!!] [じゃあ、美胡 先入ってて すぐ行くから] ソファーから立ち上がった先生は 「あ、」となにかを思い出したらしく もう一度、あたしの方を 振り向いて ニヤリ、と口角をあげて笑う。 [タオル巻くとかなしだから。] バレてたかあぁぁ!! タオル巻いときゃいいか、と 考えていたあたしの脳内は すっかり先生に見透かされて いたようだ。