3億円のキケンな恋

休憩室に戻ると、私はまた机についた。


食べかけのホットケーキがまだ半分以上も残っている…。



お 落ち着かなきゃ。


まず本当に、店長さんの車の後部座席の下に強盗さんのケータイが落ちているのかどうか…。


でもどうやって確かめる?


朝、窓の外から覗いてみたけど、そこからじゃよく見えなかったわ。


だからって、スペアキーで勝手に開けて入ったら…。



手に持ったホットケーキがなかなか口に進まない。


ダメだ。

ソワソワして喉を通らないよ。



どっちにしても、店長さんは車に乗って行っちゃったんだから、今はどうにも出来ない。


スペアキーだって今うちにあるわけだから、もし使うとするならば明日…



「…………………」



ずっと考えていたら時間ばかりが経ってしまっていて、結局ホットケーキは完食できないままお昼休みが終わろうとしていた。