白〜忘れられない記憶〜





あれは……


あたしが病院で殺しを初めて、一年程経った頃だった。
















『新しい研究者を紹介しよう。』

一人の研究者が、誰かを連れて部屋に入ってきた。


……私にはどうでもいい。

仕方なく、その新しい研究者に目を向けた。




「……久しぶりだね。春佳。」


「………春稀…?」



久々に見た、彼、春稀の微笑に呆然とした。

何故、此処に?



春稀は、ただ微笑を浮かべるだけ。