……念のため、見回りでもしよう。 夜中、ふと不安を感じた私は研究者達に見つからないよう、廊下へ出た。 この時、出なければよかったの? あぁ……悪夢という名の現実は続く――― 暫く廊下を歩いていると、何かの足音が廊下に響いた。 走ってる……? とにかく、一旦足を止めて、足音の正体を探した。