【黄昏の記憶】~ファースト・キスは封印の味~


己の行動が信じられないといった風情で、呆然と立ち上がり頭を振る晃一郎を突き飛ばし、



優花の隣にすっ飛んできて、『優花、かわいそうに、こんなに泣いてーーーっ!』と、ぐりぐりと抱きしめた後、


玲子の怒気の矛先は、晃一郎へと向けられた。


『この人でなし!』


『色魔!』


『ロリコン!』


『すっとこどっこい!』


『おたんこなすび!』


『馬に頭かじられて、踏まれてしまえ!』


要約すると、そんな内容の、


玲子の弾丸トーク炸裂で攻めに攻めまくられ、


返す言葉もなく、頭を抱えて唸っている晃一郎が、さすがに気の毒になってしまった優花は、苦しい言い訳を試みた。