「あははは……」
まるで、小さな悪戯を告白するように、
ぺろり、と、
舌を出して、クスクスと楽しげに笑う彼女を見て、優花に込み上げたのは、笑いの衝動。
だから、優花は、笑った。
でも、心の奥底から湧き出すような感情が邪魔をして、うまく笑えない。
笑っているのか、泣いているのか、
自分でもよく分からない。
――やだもう。
なに、この人。
なんで、こんなに可愛らしいの?
私が男だったら、ぜったい、速攻で惚れている。
なんか、大好きだっ。
晃ちゃん、
セクハラ大魔王だけど、
この人を好きになったことは、褒めてあげるよ。
あんたは、偉い!
女を、
ううん、
人間を見る目があるじゃないの!――
こんなに、強くて優しくて可愛らしい。
彼女みたいに素敵な女性、優花は今まで出会ったことがない。



