君だけを……。




完全に謝るタイミングを失ってしまった。


正直、出て行けと怒鳴られると思っていたから。



着替えを終えた俺は、ベッドの上で正座をしていた。


誠意を見せる為だった。



そのうち、哀が戻って来た。


入って来た瞬間、少し驚いていた。


俺が正座して待っていたからだろうか?



哀の手には水があった。




「はい、お水」



「あ、どうも」