それでも離す気配はない。 「だーめ。 4年の穴を埋めるんだよ」 「埋めるんだよって、なんかキャラ違うくない?」 こんなにストレートに言う人だったか、自問自答してしまう。 「じゃあ、哀は離れてもいいの?」 「えっ……嫌ですけど」 離れたい訳じゃないけど、ただ恥ずかしいだけ。 嫌だと言ったら、抱きしめてる手に力を込められた。 やっぱり、直樹の温もりは安心する。