君だけを……。




呆れ顔をしながら、直樹をどけようと起こす。



そのとたん、私の目の前が真っ暗になった。


そして、生暖かい感触が唇に広がった。




「ちょっ……んっ」




気付いた時にはもう遅くて、逃げれないほど強く抱かれていた。


その上、いつの間にか手は服の中に入って、胸に触れていた。



さすがにヤバイと思って、本気で抵抗するけど、男の力にはかなわない。




「……あっ……まって……」