君だけを……。




「つまり、たまっててヤりたくなったってこと?」




呆れながら言う。


それに静かに頷く。




「あっきれたー。
私は性欲処理する為のモノじゃないんだからねっ」




ため息を吐きながら言った。


逃げれなかった私も悪いんだけどね。




「本当にごめんっ!!
寂しくて、人肌が恋しくて」



「その気持ちは、分からないでもないけどさ……」




私だって今、彼氏いないから。

その気持ちは分かる。


しかも、直樹や他の友達の恋バナを聞いてると、余計にそう思う。