後ろから麻季の声・・・。


「ちょっと笹川くんとばしすぎじゃない??」

「そんなことねぇよ。」

「笹川くんいつもそうだよねwww
 私との出会いを笹川くんは覚えてる??」


このときの僕は麻季との出会いを覚えていた。

忘れるわけもないと思っていた。



僕と麻季の出会いは今から5年前の春。


高校の合格発表の日だった。