ミカはしばらくのあいだ、俺にしがみついていた。
多分、泣き顔を見られたくないんだと思うけど。
俺はただ頭をなでていた。
「はぁ・・・」
「少しは落ち着いたか?」
「うん・・・。授業行かなくちゃ・・・」
授業に行く・・・?
さっきまで泣いてたクセに。
今日ぐらいは俺のわがまま、聞いてくれよ・・・
「え、ハル??」
「行かせねぇよ」
俺はミカの腕をつかんで止めた。
「無理して授業に出なくてもいい。それに、その真っ赤な目。泣いてたんだコイツって一発でわかるぞ?今日はここにいろ」
「うん」
「ごめんな、無理にとどめさせて。でも、今日だけだから。今日は教室に行かせたくない」


