多分、いや絶対ミカは屋上にいる。
前に2人でしゃべった思い入れのあるところ。
そん時は俺が弱気になってて、ミカが俺に力をくれた。
今度は俺がミカを助ける番だ。
少しでもミカの力になりたい。
必死で階段を駆け上がる。
でも、不思議と疲れは感じなかった。
それほどアイツを想って上ってんだな。
完全に自惚れてるし、俺。
「はぁはぁ、と、到着」
ふぅ・・・
一息ついて、ドアノブに手をかける。
さびついた鉄製のドアが音を立てて開く。
扉の先は、遠くまで青空が広がっていた。
「さてと・・・もういっちょ上がるか」
そう、屋上は2つある。
このドアの上も上れるんだな。
サボり常習犯の俺とユースケとミカしか知らないけど。
普通の生徒はそこまで知らない。


