-sideハル-
「え?ミカ、どうした?」
「へ・・・?」
「ミカ・・・泣いて・・・?」
ミカはハっとして、教室を飛び出た。
「え、何々?ミカちゃんどうしちゃったの??」
ユースケが慌てる。
俺も、慌ててる。
いつも笑ってるミカが俺らの前で泣くだなんて、めったにない。
「わっかんねぇよ・・・でも、とりあえず行ってくる。センセーに宜しく言っといて」
「おぅ、まかせた。・・・あ、ハルこれ!!」
んだよ、行こうとしたのに。
ユースケは、ミカのかばんを差し出す。
「これ、持ってけ。かばんはあるのに姿がない奴が2人、しかも隣の席同士って怪しまれんだろ。だからせめて芦原のだけは・・・」
「おぉ、サンキュ。・・・ちょっと待て、芦原だけはって・・・」
「いいだろうがよ、ハルのは!!どうせいつもサボってんだから!!!・・・早く行けよ!!!」
「あ、そうだな。マジ助かる!!」
「今度おごれよー」
俺はユースケに手を振って、いつもの場所へ向かった。


