-side ハル-
「ちょっとハル!!!何回呼べば気が済むの!?今日から早起きするんじゃないの!?」
遠くのほうで、鬼という名の母さんが呼ぶ。
朝か・・・って朝!?!?
「・・・んにゃ!?!?ま、マジデスか!?!?」
俺は勢いよく起き上がり、ウソだと信じて時計を見る・・・。
「えっと・・・7時・・・35分・・・俺が起きる予定の時間は、7時。・・・遅刻??・・・・・遅刻!!」
やってしまったぁぁぁぁーーーー!!!!!
せっかく早起きしようと思ったのに!!!
「おぃババァ!!もっと早く起こせよ!!」
「はぁ!?何回起こしたと思ってんの!?アンタが悪いんでしょうが、アンタが!!!」
「うっせぇよ!!つか、朝から耳元で叫んでんじゃねぇよ!!・・・だぁもぅ!!遅れるから朝メシいらねっ、いってきやぁす!!!」
ババァとしゃべるヒマがあるんなら学校行くし!!
朝からかまってる場合じゃねぇんだよ!!
最近知ったんだが、俺よりミカのほうが学校に行くのが早いんだよな。
っていうことは、だ。
俺が誰もいないうちに行っていれば、ミカが来てしばらく2人きりになる・・・よな!?
俺は今日、それを狙って早めに起きたつもりだ。
ちゃっかり遅刻してっけど。
それから俺はちょっと期待しつつ、軽い足取りで学校の門をくぐった。
生徒は誰一人いなくて、普段のうるさい感じとは全く違う。
・・・何か、怖ぇ。


