翌朝。




「ユースケくん来るかな・・・」



ミカが不安そうにつぶやいた。



と、その時。





「みんな・・・おっはよ―!! ユースケ王子の登場だぁぁ!!!」





ユースケがいつもの調子で言った。




よかった、もとに戻ってる・・・。




俺は、安堵の息をついた。




ユースケは机にカバンを置き、俺のところへよってくる。




どうしたんだ?




「ハル、昨日はごめんな。俺むしゃくしゃしてて。でも、このとおり、完・全・復・活!!したから。心配はいらねぇぜ!?」




ユースケが、あやまってくれた。




悪いのは俺なのに・・・。



「いや、俺こそ悪かったよ。色々聞き出して」



「ま、お互いさまじゃね!?」



ハハハっと笑ってる俺らを見て、ミカも笑った。



「・・・・・・」



「ハ、ハル?」



「あ、ごめん・・・何もないから・・・」



やっべぇ―・・・



俺、何ガン見してんの!?



「ハル、顔真っ赤だよ?大丈夫?」



ミカは、心配そうに俺をのぞきこむ。



うわぁぁ・・・



ヤバイ・・・



みるみるうちに体温も上がってきた。




どうしたんだ・・・俺・・・。