「あれ、ハルおかえり・・・ってユースケくんは?」
何も知らないミカに聞かれ、俺は黙りこんでしまった。
さっきのことがフラッシュバックする。
何であんなことをしたんだろう・・・。
「ハル?」
「え!・・・あ、ごめん。・・・ユースケなら帰った」
「そうなんだ。珍しいね」
俺のせいだって言ったら、嫌われるだろうな。
言えねぇよ・・・。
「悪ぃ、俺サボるからユースケのこと言っといて」
「うん・・・わかった」
最後にもう一回〝ごめん〟と言ってから、俺はまた屋上へ向かった。
誰もいない屋上は静かでいい。
考え事をするにはもってこいだ。
「どーしよっかなぁー・・・」
はぁ・・・
どうしたら機嫌直してくれるだろう。
あやまったほうがいいよなぁ・・・。
悩みに悩み、この授業の次もサボった。
また成績下がるな。
ミカにも迷惑かけて・・・
どんどん嫌われていく・・・


