「はいじゃあ芦原さん、67ページを読んで下さい」
「はい。・・・博士は命がけで実験を―」
ミカって声もきれいだよな。
すべてがパーフェクトだ・・・。
「はいそこまで。ありがとう」
「ミカさぁ、よく噛まずに読めるよな」
「前の学校でアナウンス部だったの」
はー、なるほど。
だから声もきれいだったんだ。
その後も何人かが読み終え、とうとう俺の番。
「じゃ次は・・・水野くん。よろしくね」
「ごめんねユキちゃん。俺教科書ないんだ。だからパスっ」
ユキちゃんは俺の予想通り、ため息をついて俺を飛ばした。
「ハル・・・いいの!? ここにハルの教科書あるのに・・・」
「いいよ、それに今はその教科書、俺のじゃないし」
「ほんとごめんね・・・ありがと」
「いいって」
貸しときながら言うのもあれなんだけど・・・
俺の成績どうなってんだろう。
気になる・・・
ミカはどこの大学行くんだろう・・・
できれば同じとこがいいけど。


