「はいじゃあ席について」
国語の授業は、チョー美人で有名なユキちゃん。
23歳、独身らしい。
なので、男子は誰ひとりとして寝ない。
前は俺もその中の1人だった。
でも今は、俺のとなりにいるミカが世界で一番いいと思う。
もー・・・やべぇよ、ミカは・・・マジ。
俺が惚れぼれしていると、ミカのほうから何かを探す音がした。
「あっれー・・・ない・・・」
珍しいな・・・ミカが何かものを探すなんて。
「どした?何かなくしたのか?」
「教科書忘れたかも・・・。今日みんなでひとりずつ音読するのに・・・」
・・・そーだっけ?
ま、いっか。
「俺の使ったら?」
「え・・・でもハルは?」
「俺はだいじょぶだから。心配すんなって」
「ありがと。1時間借りるね」
何回言ったかわかんねぇけど・・・
やべぇ・・・かわいい。
何か新鮮だ・・・
「あの・・・ハル?どうかした?」
「え・・・あぁ悪ぃ・・・」
知らない間に、ガン見してたらしい。
どんだけ惚れてんだ、俺。


