コウがニコッと笑った瞬間、コウの体が泡のように弾けて、まばゆく光りながら消えてしまった。 私は何が起きたのか分からず、しばらく呆然としていた。 ……コウが泡になった? 「……コウ?」 もちろん、コウの返事はない。 初めてコウに出逢ったとき、確か言ってた。 私の一番になれなかったら、泡になって消えちゃうって…… でも、一番になれないって…… どういうことか分からないよ……