その紙屑に込められていた思いを、彼は知らない。
「ほぉ!カボチャのプリンか!!お前が作ったのか?」
「うん。」
スプーンを口に運んだとき、彼は麻弥の表情に気づいた
…あー…。そうゆうこと、か
「もしかしてこれ、誰かにあげるつもりだった…とか?」
ぎくり。
まさかバレるなんて。
思いもよらなかった彼の言葉に、肩が震えた
「んー…例えば、好きな奴とかな…?」
彼は、笑い半分で冗談めかしに言ったつもりだったんだろうけど、
私にとってそれは、冗談でもなんでもなく、
ただ、心の傷をえぐるだけだった
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