その事件のお陰で、今じゃ車に乗ることも 車が走るのもさえも見たくないくらいに恐怖心として あたしを縛り付けている。 誠が死んだのは、勿論誰のせいでもない。 そんなの知ってる。 分かってる…でも、やっぱ自分を責めずにはいられない。 あの日、誠を殺したのは あたしなんだから――…