思い出話などしていたら気づけば夜中の0時過ぎ。
やはりおじさんおばさん隼人との別れは辛い。
だけどこれも自分のため。
自分の決めた事だから何が何でも頑張らないと。

おじさん達まで裏切りたくないから。

自分の部屋に戻りベッドに入り寝ようとした時

トントントン

「園子、ちょっといいか?」

隼人が私のドアをノックする。
私はドアに向かった。

「どうしたの?」

私は隼人が何を言いにきたか何となく予想がついた。

「今日の話なんだが、あれ本気なのか?」

「あ~、本気だよ。急で申し訳ないけど」

「その原因はやっぱ俺か?俺がお前に冷たく接したりしたからか?もしそうだったら俺…」

隼人は必死に私を食い止めようとしてくれた。

「ううん、隼人のせいじゃないよ。これは私が決めた事だから」

「…あの…。」

隼人は私に何か言おうとしたが途中で言うのをやめた。

今ならあの時隼人が何て言おうとしたのかわかる気がするよ。