「なっなっ…!?」

「でもまあ案外、相性は良いかもよ?」

彼女はさっきも言った通り、やきもち焼きのツンデレ。

あたしは少し無気力的な甘えん坊。

プラスとマイナスが合うことなんて、小学生でも知っていることだ。

「…ほっ本気でアタシのことが好きなの?」

「うん、割と」

「そういう言い方されたら、信じられないって!」

「でもキスしたのはあなたがはじめて。あたし、スキンシップは激しい方だけど、キスはしないもの」

「うっ…」

「それに他のコとイチャつくと、あなたが面白い顔になるから、つい」

「そう言うところも性格が悪いって言うの! あっアタシのことが本気で好きなら、もう…他のコに必要以上のスキンシップはやめてよ」

と、泣きそうな顔で言われると、ぐらっと来てしまう…。

人肌に触るのは好きだし、触れるのも好きなんだけどなぁ。

「ああ、じゃあこうしようよ」

「なに?」

「これからはあなた専門でスキンシップをする。他のコにはしない分、あなたにいっぱい触るけど、それでも良い?」