「はぁっ...はぁっ...」 もう無理! あたしは床にぺたんと座り込んだ。 「やっと捕まえた~!お前どんだけ逃げてんだよっ」 だって、あんたの名前なんか呼びたくないし? 「ねぇ、ここどこ?」 「写真部の前だろ...」 写真部?そんなのあったんだ......。 「って話そらすなよ!!俺の名前呼べっ!」 「やだ!」 「言ったな?」 「え?」 あたしは後頭部を掴まれた。 やっやばい!!