「ギャハハハッ」


「キャ~ッ!」


派手に騒ぐ集団の中で、九条くんだけはいつも冷静。


一歩ひいてみんなを見ているようなそんな姿も、


あたしは好き。








「亜美ちゃん、そろそろ音楽室行こう」


……ハッ。


ぼけーっと廊下を見ていたら、友達の和香ちゃんに、声をかけられた。