彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて

九条くんの代わりなら、歌いたいっ!


あたしの本音はそうなんだけど、和香ちゃんの手前そう言うわけにもいかず。


「いいよ。どうせいつかはあたるんだし……」


それに、九条くんがこっちを見てくれるかな?


なんて、淡い期待を抱きながら、あたしは教科書を持って先生に言われたフレーズを歌った。


「佐々木さんは声も通るし、歌い方もすごく心がこもっていていいわね」


先生がするのと合わせて、パチパチと拍手がおこる。


恥ずかしいけど、九条くんの前で誉められて嬉しいな。


けど、九条くんは腕組みをしたまま、拍手もせずうつむいていた。


……寝てるのかな?