彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて

しかも……。


九条くんは、あたしの頭の後ろに軽く手を添え、ジッと黙って見つめてくる。


な……何!?


もしかして、これは……!


ゆっくり九条くんが近付いてくる。


……!


九条くんの顔が至近距離まで来たとき、慌てて自分の口を手で覆った。


それを見て、九条くんも動きを止める。


「だ……ダメ」


「……ダメ?」


今のは……多分、キス。


あたし……こんな気持ちのまま、九条くんとキスできないよ。


「九条くん、ごめんね……。なんだか、頭の中がごちゃごちゃしてて。そういうことは……」