「じゃあ、あたし待ってるよ」


「え!?いいよ。隣の教室だし、後で行くから……」


ていうか、そんなことしたら和香ちゃんの機嫌が悪くなりそうだし。


「あたしも待ってる」


他の友達もあたしの席にやってくる。


そんな風にするみんなを見て、和香ちゃんは複雑な表情をしてる。


友達の一人が和香ちゃんにも聞こえるように、あたしにこう言ってきた。


「和香ちゃんは亜美ちゃんのこと悪く言ってたけど、和香ちゃんこそ、何考えてんのかわかんないっての」


「そーだよ。ウチらも本当はどう思われてるんだろ。怖っ!」